Ho Chi Minh City (Saigon) 2 nights 3 days (1)

11月2日〜4日の3日間、Deepavaliのお休みを利用してベトナムのホーチミン市に行ってきました。まずフライトとホテルの感想から。
いつものごとく、Planet Club Mailing Listに投稿したものです。

11月2〜4日、シンガポールはDeepavaliというヒンズー教のお祭りで3連休でした。この少ないチャンスを利用して、妻と二人でベトナムのホーチミン市(サイゴン)に行ってきました。シンガポールからは飛行機で2時間弱、おもってたより近い国でした。

とりあえず、旅行記を書く前に、フライト・ホテルの感想から。なおいちいちホーチミン市と書くと長いし、ベトナム人自身でもサイゴンと呼ぶ人が多かったので、ここでもサイゴンと書きます。

1. フライト・ホテルの手配
HIS Sinaporeで扱っているツアーを利用、フライト・ホテル(朝食つき)・空港-ホテル間送迎付で一人S$787 (約55,000円)でした。サイゴン側での受け入れはIndo-Chine Travelが請け負ってました。

フライト:
Nov. 2 SIN-SGN, VN740
Nov. 4 SGN-SIN, VN741
http://www.his-travel.com/
ホテル:
Renaissance River Side Saigon Hotel
15 Ton Duc Thang
Tel: 822-0033

2. フライト
初めて
VN(ベトナム航空)を利用。往復ともボーイング767でしたが、どうやらAir Europeのお下がりを利用しているらしく、機内のあちこちに英・仏・西・伊など欧州言語が見受けられる。もちろん、ベトナム語表記のシールで隠しているところもあるけど。

機内食は往復とも、鶏肉+ライスか魚+麺のチョイス。ただし往復で同じ料理ではなかった。味付けはかなりよくて、鳥、魚ともとてもおいしかった。戦争だけじゃなくて、機内食の味付けでもアメリカは敗退している。
また、パンや飲み物のお代わりがあった(結局、ワインを3杯飲んでしまった)。食後のコーヒーだけはまずかったが。

チェックイン、機内ともサービスはまあまあ。しかし、機内のトイレが物置代わりにつかわれており、ドアを開けると乗務員の荷物が山積みになっていた。ドイモイが進んでいるとはいえ、社会主義国の国営企業の一面を垣間見たような…考えすぎだろうか?

3. サイゴン・タンソンニャット空港
1) 入国時
これがベトナム最大の都市、ホーチミン市(サイゴン)の空の玄関か?と言うぐらいに小さく古い空港。南ベトナム時代は軍用にも使われていたのか、かまぼこ型の格納庫が残っている(今は使われてないけど)。

往路VN740は沖止めとなり、いつぞや副操縦士が酔っ払い運転をしそうになったANAの隣に駐機。そこからバスでターミナルに入る。
目に付くのは古さと小ささ(ただし、メンテナンスはちゃんとしているようで、窓のフレームやドアを付け替えたり、手すりを新しくつけたり、と細かい改修の跡があちこちにあった)。

入国審査のブース自体はかなりの数あるのだが、ASEAN諸国とその他諸国に分けられている。それはいいのだが、審査に一人当たり早くて1分半、長いと2分半はかけている。どうやらコンピュータでビザの番号とデータを照合しているらしい。さらにパスポートの写真と本人を何度も見比べている。待つ方はみんなうんざり顔。

無事に入国審査を終えると、チェックインした荷物を受け取り(このターンテーブルがまたぼろい)、税関に向かうのだが、この税関でもまた列に並ぶ。さらに荷物をX線に通さなければならない。もううんざりだ。

ちょっと面白かったのは、ターンテーブルのところに入国者用の免税店があるが、ルームエアコンや冷蔵庫まで売っていた。果たして買ってもどうやって持っていくのだろう?まさかX線に通るわけでもあるまいし…。

2) 出国時
非効率の極みだったのがX線検査。まず空港ターミナルに入るとき、出国審査の前、さらに搭乗前と3回もX線検査がある。そんなに利用者が信じられないか?とぼやきたくなる。

免税店がいくつかあり、DFSなんかもある…が…どの店も規模が小さく、取り扱い品の数が少ない。DFSでチョコレートを買ったが、アオザイを着た店員がまったくやる気なし。もうちょっと愛想良くしてよ、と文句を言いたくなる。

復路はどうやら接続便が遅れたらしく、同じ時間帯に出発するクアラルンプール、シンガポール、台北の3便がディレイになっていた。しかしそのアナウンスが遅い!搭乗開始予定時刻を過ぎてからディレイのアナウンスがある。

4. ホテル (Renaissance River Side Saigon)
このホテルは日本人のツアー客がかなり多い(自分たちもそうだけど)。おかげでロビーででもエレベーターでもカフェテリアでも日本語だらけ。ここのホテルはサービスが行き届いていて快適だった。設備も新しいし。

チェックインのとき、トラブルがあった。最初に割り当てられた部屋がダブルブッキングになってしまい、部屋のドアを開けると先客がいた。えっと思って部屋の中を見ると、
シャワーを浴びた直後、バスローブ一枚の女性の姿が…。すぐにドアを閉めてロビーに戻ったが、女性のほうが驚いただろうなぁ。

で、このことをカウンターでクレームすると、その対応の早いこと早いこと。すぐにコンピュータでダブルブッキングを確認すると、目にもとまらぬスピードでキーボードをたたいて空き部屋を探し、その横では別のスタッフがカードキーを用意している。最後に「お詫びの意味を込めてフルーツを用意させていただきます」。こんなすばやい対応にあったことなかったなぁ。

まぁひと悶着あったが、部屋に入るとRiver Viewの眺めのいい部屋だった。眼下には川が流れ、船が行きかっている。その横の道路はバイクの波が途切れることなく流れている。
部屋自身も清潔、冷蔵庫にミニバー、テレビはCNN、BBC、NHK、さらにタイやインドネシアの放送まで受信できる。また、水のペットボトルが2本無料だった。

朝食は一般客は1階のカフェ、団体客は5階の団体用ロビーでとるらしい。東南アジアのホテルの例に漏れず、バフェットで洋・中、さらにフォーまで食べられる。サービスはいいけど、少々スタッフが足りないのか、混むと部屋番号の確認もできていない。2日目の朝食のときは、結局部屋番号の確認なしに席を立ってしまった。

というわけで、とりあえずフライトとホテルだけ感想を並べてみました。
VNはこんなものか、という印象、ホテルはなかなか快適でしたよ。

毎度のごとく、だらだら長い旅行記に続く…はず。